こんにちは🎵
このブログ「ドラムはじめました♬」では、ドラム未経験・ピアノ好きの母が、ドラムを始めた小学1年生の息子と、息子よりもドラムに夢中な夫との暮らしの中で見つけた気づきや体験を、子育て目線で綴っています。
今回は、ちょっとマニアックだけど気になるテーマについて取り上げます。
それは――
「クラシックにドラムって合わせられるの?」という疑問。
クラシックといえばオーケストラやピアノ、弦楽器のイメージが強く、一方ドラムはロックやジャズ、ポップスといったジャンルで活躍する打楽器。
「この2つって、そもそも一緒に演奏できるの?」
と不思議に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな疑問を持つドラム経験者や音楽好きの方に向けて、
- クラシックとドラムの意外な相性の良さ
- 実際にセッションするときの工夫・ポイント
について、初心者にもわかりやすくご紹介していきます。
興味があるけどちょっと敷居が高そう…と思っていた方も、この記事を読めば「やってみたい!」と思えるかもしれません🎵
目次
そもそもクラシックとは?どんな曲があるの?

クラシック音楽とは、おおむね17世紀から19世紀の西洋音楽を中心としたジャンルで、楽譜を重視した形式美と繊細な表現が特徴です。
ベートーヴェンやモーツァルト、ショパン、バッハなどの作曲家が有名で、学校の音楽の授業やピアノの発表会でもよく使われます。
代表的なクラシック曲には以下のようなものがあります。
【有名なクラシック曲の例】
- ベートーヴェン「エリーゼのために」
- モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
- バッハ「G線上のアリア」
- ショパン「子犬のワルツ」
- サン=サーンス「白鳥(『動物の謝肉祭』より)」
どれもメロディが美しく、繊細な演奏が求められる曲ばかり。
ドラムとどう合わせればいいか、少しイメージしにくいかもしれません。
クラシック×ドラムは成立する?実際に試してみた体験談

我が家では、私がピアノを弾いて、夫や息子がドラムでセッションすることがあります。
J-POPやアニメの主題歌など、リズムがはっきりしている曲だと、息子はノリノリで合わせてくれます。
でも、ある日「エリーゼのために」を弾いてみたら、息子も夫も、まったくドラムを叩こうとしませんでした。
「クラシックって、もしかしてドラムと合わないのかな…?」
そんな疑問から、クラシックにドラムを合わせる方法を調べたり、試行錯誤したりしてみました。
結果として、ドラムはクラシックにも十分合わせられます。
ただし、選ぶ曲やリズムの入れ方にちょっとした工夫が必要なのです。
クラシックにドラムを合わせるときの基本的な考え方

原曲のリズム構造を理解する
クラシック音楽の多くは、ポップスやロックと違って、拍の取り方が複雑だったり、テンポが自由だったりします。
そのため、まずは曲の構造をよく理解し、どの部分にリズムを加えると自然かを考えることが大切です。
たとえば、
- メロディを引き立てるためにシンバルでアクセントを入れる
- バスドラムを使って拍の感覚を軽く提示する
など、あくまで“支える”意識でドラムを叩くとしっくりきます。
ドラムは主張しすぎないのがコツ
クラシックの雰囲気を壊さないためには、ドラムはあくまで控えめに。
派手なフィルやロック的なビートを入れてしまうと、原曲の美しさが失われてしまいます。
スネアの代わりにリムショットやブラシを使うなど、柔らかい音色を意識すると馴染みやすくなります。
クラシックにドラムを加えるメリット

- リズム感を養える
- セッションの幅が広がる
- 子どもがクラシックに興味を持ちやすくなる
クラシック曲は静かで穏やかなものも多く、ドラムの活躍の場が少ないと思われがちですが、アレンジ次第でとても楽しいセッションができます。
特に子どもがピアノを習っている場合、クラシック曲にドラムを加えてみることで「一緒に演奏する楽しさ」を味わうきっかけになります。
ドラムと相性の良いクラシック曲の特徴

クラシックの中でも、ドラムと合わせやすい曲にはいくつかの共通点があります。
リズムがはっきりしている
例えば行進曲や舞曲など、一定のリズム感がある曲はドラムが合わせやすく、自然にセッションできます。
【例】
- ビゼー「カルメン前奏曲」
- モーツァルト「トルコ行進曲」
- ベートーヴェン「運命」
ポップス風にアレンジしやすい
原曲の雰囲気を崩さずに、リズムを少し変えるだけでポップス風になる曲もあります。
アレンジ譜などを参考にするのもおすすめです。
クラシック×ドラム セッションのポイント

1. ピアノとドラムの役割を決めておく
テンポの自由なクラシック曲では、リードするパートを事前に決めておくと安定します。
我が家では、バラード系の曲では私(ピアノ)がリード、テンポが一定の曲ではドラムが主導するようにしています。
2. 試しながら作っていく柔軟さを大事に
クラシックにドラムを加えるには、楽譜通りに叩くよりも「感覚」が重要です。
ピアノを弾く人との呼吸を合わせながら、
- 「ここは入れたほうがいいかな?」
- 「静かなままにしておこうかな?」
と探りながら演奏していくのがポイントです。
3. 音量・音色に注意する
クラシックの繊細な旋律を邪魔しないよう、打音やシンバルは抑えめに。
電子ドラムの場合は、音色をジャズセットやブラシ系に設定しておくとよりマッチします。
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こんな風に楽しめる!クラシック×ドラムの遊び方

- ピアノの練習曲にちょっとだけリズムを加える
- 兄弟や親子でセッションごっこをしてみる
- 発表会やお楽しみ会で一風変わった演奏に挑戦
「クラシックにドラムは無理そう」
と思っていた方も、柔軟に工夫すれば意外と自然に合います。
ドラム経験者だからこそ楽しめるアプローチ
ドラム経験者の方なら、クラシックの空気感を壊さずにリズムを添えるスキルを身につけることができます。
普段とは違う曲調に触れることで、ドラムの新しい表現方法が見えてくるかもしれません。
子どもと遊び感覚で始めてみるのもおすすめです。
まとめ:クラシック×ドラムはアリ!大事なのは“聴く力”と“寄り添う演奏”

クラシックにドラムを合わせるのは、一見難しそうに思えるかもしれません。
でも、曲選びやアレンジ、音の出し方を工夫すれば、自然で美しいセッションが楽しめます。
ドラムは本来、リズムを支える役割。
その本質を大切にしながら演奏すれば、クラシックの世界にもそっと溶け込むことができるはずです。
「クラシックにはドラムが合わない」と思っていた方こそ、ぜひ一度試してみてください。
新しい音楽の楽しさがきっと見つかります。
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