電子ドラムだと下手になるって本当?家庭練習で気をつけたいことと上達のコツ

こんにちは🎵

このブログ「ドラムはじめました♬」では、音楽未経験の母が、島村楽器のキッズドラムコースに通う小1の息子と、息子以上にドラムに夢中な夫との日常を、子育て目線でお届けしています。

今回は、電子ドラムを使って練習している方、そしてお子さんが家庭で電子ドラムを使っているご家庭に向けて、「電子ドラムだと下手になる?」というちょっと気になるテーマについてまとめてみました。

実際に我が家でも、習い始めた最初の月に5万円ほどの電子ドラムを購入して、日々の練習に使っています。

  • 子どもがドラムを始めてくれたのは嬉しいけれど、家での練習で本当に上達するの?
  • 電子ドラムでちゃんと叩けるようになるの?

と、不安になることもありますよね。

結論から言うと、電子ドラムでも下手になるとは限りません

でも、ちょっとした工夫や意識次第で、上達スピードが大きく変わるのも事実です。

この記事では、

  • 電子ドラムで練習するメリットとデメリット
  • 下手になると言われる理由とその対策
  • 上達するための家庭練習のコツ
  • 生ドラムにステップアップしたい人へのおすすめドラム

などについて、やさしく解説していきます。

同じように「家では電子ドラムだけど、子どもにしっかり上達してほしい」と思っている方に、きっと参考になると思います。

電子ドラムだと下手になると言われる理由は?

音や感触が生ドラムと違うから

電子ドラムはゴムやメッシュパッドを叩いて音を鳴らす仕組みなので、生ドラムの「生の皮を叩く感覚」とはやっぱり違います。

特に違うのは、

  • スティックの跳ね返り(リバウンド)
  • 音の大きさや響き
  • 足のペダルの感覚

など。

例えば電子ドラムのバスドラム(足で踏むドラム)は静音性を重視して作られていることが多く、実際の生ドラムよりも軽く、足の力加減がつかみにくいことがあります。

これに慣れてしまうと、いざ生ドラムに触れたときに「感覚が全然違う!」と戸惑ってしまうことがあるんですね。

音量が自動で整えられてしまうから

電子ドラムは叩く強さに関わらず、音量がある程度自動で調整されて鳴ることがあります。

そのため、

  • 繊細な強弱(ダイナミクス)がつけにくい
  • 自分の叩き方のクセに気づきにくい

ということも。

ドラムは音の強弱やタイミングのコントロールがとても大切な楽器なので、そこが練習で身につきにくいと、上達にブレーキがかかってしまうことがあります。

でも、電子ドラムでもちゃんと上達します!

電子ドラムのメリットもしっかりある

誤解されやすいのですが、電子ドラムが「悪い楽器」というわけではありません。

むしろ家庭での練習に取り入れやすいという点では、子どもにとっても大人にとっても大きな味方です。

電子ドラムのメリットは、

  • 音量を抑えていつでも練習できる
  • 音源とつないで曲に合わせて練習できる
  • ヘッドホンで家族や近所への配慮ができる
  • コンパクトで設置しやすい

など。

とくに我が家のようなマンション暮らしでは生ドラムは現実的に難しいので、電子ドラムがあることで練習習慣がつきやすくなりました。

大切なのは「何を意識して練習するか」

電子ドラムだから下手になるのではなく、「何を意識して練習するか」が一番大切です。

以下のようなポイントを意識するだけでも、ぐんと変わってきます。

  • 鏡の前でフォームをチェックする
  • リズムマシンやメトロノームに合わせて練習する
  • YouTubeなどで生ドラムの音を聴いてイメージする
  • ときどきスタジオなどで本物のドラムを叩いてみる

家での練習とレッスンやスタジオでの実践をうまく組み合わせることで、電子ドラムでも十分に上達できます。

上達するために気をつけたい家庭練習の工夫

練習時間よりも「内容の質」が大事

子どもが毎日30分も1時間も練習してくれたら理想的ですが、現実はそんなにうまくいかないものですよね。

でも長時間叩くよりも、「集中して15分」など短くても密度の濃い練習の方が効果的です。

  • その日のレッスンで習ったことを1つだけ復習する
  • 1曲の中で苦手な部分だけを何度か繰り返す
  • テンポを落として確実に叩ける速さで練習する

こんな小さな積み重ねが、いつのまにか大きな成長につながります。

「録音して聴く」が意外と効果的

スマホやタブレットで録音して自分の演奏をあとで聴くのも、とてもおすすめです。

  • リズムがヨレていないか
  • 音の強さにムラがないか
  • テンポが急に速くなっていないか

客観的に確認できるだけでなく、「次はここを直そう」と思えるきっかけにもなります。

親が一緒に聴いて感想を伝えてあげると、子どもも前向きに取り組みやすくなりますよ。

電子ドラムからのステップアップを考えるなら

自宅で生ドラムを使うのはハードルが高い

電子ドラムで練習していると、どこかで「本物のドラムに触れさせたい」と思うことがありますよね。

でも、

  • 音が大きすぎて自宅には置けない
  • スペースが足りない
  • 近所迷惑が心配

という理由から、生ドラムの導入はかなりハードルが高めです。

生ドラムに触れたいならスタジオ活用がおすすめ

そこでおすすめなのが、近くの音楽スタジオを活用すること。

1時間あたり500〜2,000円ほどで、プロ仕様の生ドラムを自由に叩くことができる施設が多くあります。

週末に親子でちょっとだけ生ドラムを叩いてみるだけでも、「音の違い」「感触の違い」を体験でき、家庭での練習にも良い刺激になります。

またレッスン教室であれば、レッスン時に生ドラムを使って練習できるので、家庭では電子ドラムでも十分バランスが取れます。

子どものドラム練習、無理なく楽しく続けるには

ドラムはリズムを感じながら体を動かす、楽しい楽器です。

でも、反復練習や地味な基礎も多く、途中で飽きてしまったり投げ出してしまうことも。

そんなときこそ、家庭での声かけや関わり方が大事だなと感じています。

  • 「上手だったよ」ではなく、「〇〇のリズムがしっかりしてたね」と具体的に褒める
  • 苦手な部分は「一緒にやってみようか?」と親も巻き込んでみる
  • レッスンの前に「今日なにやるのかな?楽しみだね」と前向きに話す

親子で一緒に音楽を楽しむ気持ちがあれば、電子ドラムでも生ドラムでも、きっと「続けてよかったね」と思える日が来ます。

まとめ:電子ドラムでも大丈夫!大事なのは向き合い方

「電子ドラムだと下手になるの?」という心配、確かに一理あります。

でも、それは電子ドラムそのものではなく、練習の仕方や意識の持ち方が原因になることがほとんどです。

正しい姿勢やフォーム、リズム感を意識しながら練習することで、電子ドラムでもしっかり上達できます。

そして、時々生ドラムに触れるチャンスを作ってあげると、家庭での練習がもっと意味あるものになります。

「うちの子、電子ドラムだけど大丈夫かな?」と感じている方の参考になれば嬉しいです。

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